北小金の歴史
北小金駅周辺は、古くは「小金宿」と呼ばれた宿場町です。
水戸街道から本土寺への参道沿いに栄えた門前町でもあるという歴史を持ちます。
そして駅を中心に立地している、本土寺や東漸寺などの歴史資源に緑が保全されています。
北小金は江戸時代頃から水戸街道の宿場町として栄えた「小金宿」に位置し、また駅周辺には大小合わせて神社や寺院の数が多いことからわかるように、「文化・歴史の資源」を強みとしています。
また、賑わいのあるイベントが数多く開催されることからもわかるように、町会などの地域のつながりが強く、「地域コミュニティのつながり」が強いことも特徴です。
北小金の史跡と街並み
東漸寺
1481年(文明13年)経譽愚底運公上人より開創された浄土宗の名刹です。関東十八檀林(学僧教育の拠点、学問所)として高僧を輩出し、なかでも第七世照譽了学上人は徳川家康の受戒師をつとめた。以後、二代将軍徳川秀忠、千姫や重臣本多忠勝、土井利勝の受戒師をつとめ、帰依いたしました。
本土寺
1277年(建治3年)に日蓮六老僧の一人、日朗聖人を導師に招き開山した日蓮宗の名刹です。(長谷山)本土寺は池上(長栄山)本門寺、鎌倉(長興山)妙本寺と共に日朗一門の三長三本と呼ばれ、源氏の名門平賀家出身の日朗、日像、日輪の三聖人の聖跡でもあります。梵鐘は、県下二番目に古く、国の重要文化財に指定されています。また、徳川光圀により水戸城城主武田信吉(家康五男)の母於都摩方(おつまのかた、甲斐武田重臣秋山家)も弔われています。あじさい寺としても有名で、また紅葉とともに名所となっています。
妙典寺
1594年(文禄3年)に開山された日蓮宗のお寺です。江戸時代、小金宿 でも俳諧が流行し、当山にも1825年(文政8年)建立の芭蕉の句碑があります。「しばらくは花の上なる月夜かな」
八坂神社
小金の鎮守の杜の氏神様です。スサノヲノミコトと牛頭天王を同体として古来より祀られ、天文年間(室町時代)頃からは街の要衝(駅前交差点街道と本土寺参道の分岐)に鎮座し、昭和48年に現地へ遷座しました。
玉屋(鈴木邸)
小金宿の旅籠の一つ。「玉屋」の屋号で知られています。建物は江戸時代後期~末期に完成したものです。 平家造の建物からは、当時の旅籠の面影を垣間見ることができます。
根木内歴史公園
今から約560年前の1462(寛正3)年、高城胤忠は、現在の根木内地区に根木内城を築いた。1537(天文6)年に高城胤吉が小金城を築くまで高城家の居城となっていたその城跡を整備し公園として楽しめるものにしたのが「根木内歴史公園」です。
大谷口歴史公園
高城氏本拠となる小金大谷口城跡、後北条方で上杉謙信の侵攻をしのぎ、豊臣秀吉の小田原攻めでは、浅野長政軍と対峙し、当主の命で開城します。現在は自然と歴史に触れあえる公園に整備されました。
広徳寺
1462年(寛正3年)開創の曹洞宗のお寺です。小金大谷口城主高城家の菩提寺で、重臣田嶋時定などの墓もあります。高台にある高城氏の墓所からは城跡や広く見渡せる景色が広がり、今でも見守って頂いている気になります。
北小金で活動する市民団体
小金の街をよくする会
花と緑と歴史の街・小金。北小金駅周辺のまちづくりを推進する団体です。「小金の街をよくする会」は、垣根を越えて、小金の街をよりよくしようとする志のある人が相集い、北小金駅周辺の歴史と緑の資源を活かしながら、おしゃれでいきいきとしたまちの個性の演出と、住み、働き、訪れる場としてまちの魅力の向上を図りながら、ぬくもりのある街の創造に携ることによって、人間らしい豊かな地域づくりを次世代に引き継いでいくことを目的としています。
北小金ドリームプロジェクト
千葉県松戸市でも歴史ある地域が周辺にある『北小金』。この北小金で事業を展開するメンバーを中心に構成される北小金ドリームプロジェクトは、地域の活性化と夢の実現を目指し、2019年1月に活動をスタートさせました。私たちのこの活動が長く続き、北小金が盛り上がり北小金に関わる方みんなに好かれるグループを目指してゆきたいと思います。