地区の概要

計画地の位置図

本地区は、古くは「小金宿」と呼ばれた宿場町であり、JR北小金駅を中心に、南北に立地している本土寺や東漸寺などの歴史資源に緑が保全されているという特性に恵まれた地域です。古くからの住みやすいコミュニティがある一方で、狭あい道路や老朽化した建物、駐車場などの低未利用地が多い状況でした。

このため、松戸市で初の組合施行による市街地再開発事業により、土地の有効利用・高度利用化を促進することで、居住環境の充実や都市基盤施設の整備及びオープンスペースの創出を通じ、まちの快適さ・暮らしやすさの向上を図ります。

事業の背景

歴史や文化を継承した住みやすいコミュニティがある一方で、本地区は、狭あい道路や老朽化した建物、駐車場などの低未利用地が多い状況となっています。

北小金駅南口東地区内の防災性・安全性の向上、まちの快適さ・暮らしやすさの向上を図るため、市街地再開発事業を行います。

本地区が抱える課題の解決

課題

消防車や救急車が通れないほど狭い道が多く、防災・安全面での課題があります。
ゆったりとしたスペースや憩いの場が少なく、駐車場など低未利用地が多いなど、住環境においても多くの課題を抱えています。

防災性、安全性、快適性の向上

歩行者が安心して歩ける空間を創り出し、消防や救急活動に支障を与えることのない街づくりに取り組みます。また誰でも安心して快適に過ごせるオープンスペースのほか、土地の高度利用により快適な住環境を創出。防災性・安全性・快適性の向上を図ります。

都市計画現況

都市計画区域 都市計画区域
区域区分 市街化区域
用途地域 商業地域
指定容積率 400%(一部500%)
指定建蔽率 80%
防火・準防火地域 準防火地域
高度地区 なし
日影規制 なし
都市機能誘導区域 北小金駅周辺都市機能誘導区域内
居住誘導区域 居住誘導区域内
都市計画現況

土地の現況

狭あい道路や老朽化した建物(出典:Google Map)

狭あい道路や老朽化した建物(出典:Google Map) 狭あい道路や老朽化した建物(出典:Google Map)

事業の概要

~三つの縁~を整備方針とし、北小金のまちの目標像の実現と当地区及び周辺の課題を解決を図ります。

整備方針は北小金の縁づくり、地域(近所)の縁づくり、家族の縁づくり 整備方針は北小金の縁づくり、地域(近所)の縁づくり、家族の縁づくり

イメージパース

イメージパース

配置平面図

配置平面図 このパースはイメージであり、実際の整備内容とは異なります。

断面図

断面図
断面図

施設概要

※事業計画認可時点

北敷地 南敷地
敷地面積 約4,280㎡ 約1,880㎡
容積率 約450% 約420%
延床面積 約22,150㎡ 約9,400㎡
構造 RC造
地上20階
RC造
地上14階
用途 ・住宅(約270戸)
・店舗
・駐車場
・住宅(約100戸)
・店舗(一部区画で小規模保育施設を整備する見込み)
・駐車場
高さ 約60m 約40m

事業で整備される公共施設

※事業計画認可時点

区分 種別 施設名称 管理者 整備計画 備考
道路 幹線街路 都市計画道路
3・4・18号
馬橋根木内線
千葉県
松戸市
幅員約16m
延長約40m
千葉県・松戸市
重複認定道路(※1)
区画街路 市道1-295 松戸市 幅員約6m
延長約60m
市道1-1034 松戸市 幅員約8m
延長約105m
区画道路中央線 松戸市 幅員約6m
延長約70m
新設及び拡幅
その他の公共施設 広場(約1,000㎡)を設ける。

※1:都市計画道路3・4・18号馬橋根木内線の一部は、松戸市単独管理となる。